第一句集刊行のお知らせ
7月10日発売

水界園丁
生駒大祐

水界園丁

水の世は凍鶴もまたにぎやかし

蜜蜂や夢の如くに雑木山

白昼を鯉にまみえし泥煙

蚊遣の火消えゐる波の響きかな

輪の如き一日が過ぎ烏瓜

第3回摂津幸彦記念賞、第5回芝不器男俳句新人賞を受賞した新進気鋭の俳人生駒大祐が待望の第一句集を刊行します。

→本書の詳細は、こちらをご覧ください。(書籍紹介ページへ)

推薦のことば

上田信治さん(俳人)

「ゐて見えぬにはとり鳴けば唐辛子」

季節と感情。
ていねいに言い間違える。
ある景色とない景色の二重表示。
俳句について、とても多くのことを考えた若い人の、尊敬すべき句集です。

鴇田智哉さん(俳人)

あなたは絵の中にいたことがあるか。
絵の中が現実であり、やわらかくうっすらとして深い。
だからあなたは、気づくとそこに生きてしまう。
このおそろしげな優しさは、
またとない五つの章の巡りに、すでに立ち表れている。
水界園丁――なんて、はかなくて遙かなことよ。