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『雪の宿り 神西清小説セレクション』
雪の宿り 神西清小説セレクション
神西清
石内徹
四六判/上製本/カバー装/本文448ページ
3,600円(本体価格・税別)
  ISBN978-4-89629-200-8 C0093
 
 
・・・書評
チェーホフの名訳で知られる昭和の文学者神西清。彼の美しい日本語による創作世界。
三島由紀夫は、「雪の宿り」を「本集きっての傑作である」と評価し、(中略)中村真一郎は、「応仁の乱の時代を扱つた、これは完璧な中篇である」と最も高く評価している。この評価は、今日においても変わるまい。神西清の小説を読まれたことのない読者は、この小説から読むことを薦める。神西清の最良の文学(小説)に出会うことができるからである。(「解説」より)
時は応仁の乱の真只中、雪の降りしきる晩に、連歌師貞阿がゆかりの寺に一夜の宿りを求めた。寺主に促され、貞阿は動乱の世で体験した出来事について語り出す…。応仁の乱を題材とし、いつの世も変わらぬ戦争の恐ろしさを達観した人生観で描いた壮大な歴史小説「雪の宿り」の他、未発表作「水と砂」、病から恢復する少女の心理経過を描いた「恢復期」、著者の自伝的小説ともいえる「母たち」「少年」、日本に置かれたJ国の商務館を舞台とした国際小説「灰色の眼の女」など、代表作10篇を収録。巻末には、編者による解説、作品解題、神西清略年譜を掲載。
■著者紹介/神西清(じんざい・きよし)
1903(明治36)―1957(昭和32)。翻訳家、評論家、小説家。チェーホフやバルザックなど、ロシア文学/フランス文学の翻訳家として数多くの名訳を生み出した。小説集としては『灰色の眼の女』『恢復期』等があり、三島由紀夫や中村真一郎らから高く評価された。他に、『神西清全集』、評論集『詩と小説のあひだ』や、没後に発表された『神西清日記 昭和十八、十九年』(石内徹編)などがある。また、堀辰雄との親交が深く、堀の没後には全集の刊行に尽力した。
■編者紹介/石内徹(いしうち・とおる)
1947年生まれ。清和大学短期大学部教授。主著に『神西清文藝譜』『折口信夫』『荷風文学考』、編書に『神西清日記─昭和十八、十九年』『神西清日記2』など多数。
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