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『「児童文化」の誕生と展開  大正自由教育時代の子どもの生活と文化
別冊複製2 『小鳥の家』後藤隆編輯発行/『赤い実』金野細雨編輯発行』
「児童文化」の誕生と展開  大正自由教育時代の子どもの生活と文化
別冊複製2 『小鳥の家』後藤隆編輯発行/『赤い実』金野細雨編輯発行
加藤理
菊判/上製本/貼函入/本文864ページ/別冊複製雑誌2冊
12,000円(本体価格・税別)
  ISBN978-4-89629-294-7 C3037 ¥12000E
  祝・第39回日本児童文学学会賞受賞
 
■本書の特色
1、「児童文化」とは何か? 本書は近世後期から、明治、大正、昭和初期と、埋もれていた当時の資料を発掘して、壮大なスケールで多岐にわたって詳細に論証し、近代の「児童文化」の理念と実態を明らかにした画期的な労作。
2、「児童文化」という用語はいつ、だれが初めて使用したのか? これまでの定説を覆し、大正10年の当時の資料から新たな事実を発見する。さらに「児童文化」誕生期のさまざまな児童文化活動を取り上げて、当時の実態を活写し、「児童文化」の発展に尽くした人物たちのその理念を提示する。
3、本書はおもに3部で構成されている。「第Ⅰ部 近代の子どもの文化と「児童文化」の誕生」に続き、第Ⅱ部では「児童文化」が誕生した頃の、仙台市で展開された児童文化活動の全貌を明らかにしていく。第Ⅲ部では、大阪や函館の児童文化活動について報告する。また農村などの学校をまわって、児童文芸誌や学用品を販売した児童文化業者の存在に光を当てるなど、これまで知られることのなかった「児童文化」の諸相を浮き彫りにする。
4、本書には、当時の具体的な様子を知る貴重な写真や図版、資料を豊富に収録する。
5、巻末には、詳細な「児童文化関連事項年表(明治元年〜昭和8年)」を掲載。
6、巻末には、人名・事項索引を付して、読者の便に供するように努める。
7、別冊には、当時の「児童文化」を実感できるように、“幻の雑誌”といわれる後藤隆編輯発行の『小鳥の家』(創刊号、大正12年4月)、宮城県の児童文化業者・金野細雨が編輯発行した『赤い実』(昭和2年7月)の2冊を複製して収録する。
■本書の執筆者
加藤 理◎かとうおさむ
1961年(昭和36)、宮城県仙台市生まれ。文教大学教育学部教授。博士(文学)。
早稲田大学教育学部、早稲田大学大学院文学研究科教育学専攻に学ぶ。東京成徳大学子ども学部教授などを経て、現職。児童文化を視点の中心にしながら、子どもと教育の歴史、子どもの育ちについて研究。「童装束に現れる児童観の分析」で日本児童文学学会二十五周年記念論文賞、『〈めんこ〉の文化史』で日本児童文学学会学会賞奨励賞をそれぞれ受賞。
主な著書
『「ちご」と「わらは」の生活史―日本の中古の子どもたち』1994年、慶應義塾大学出版会
『〈めんこ〉の文化史』1996年、久山社
『育つということ―中野光の原風景』1998年、久山社
『「北の国から」の父と子』1999年、久山社
『駄菓子屋・読み物と子どもの近代』2000年、青弓社
『文化と子ども―子どもへのアプローチ』共編著、2003年、建帛社
『消費社会と子どもの文化』共編著、2010年、学文社
『叢書 児童文化の歴史』全3巻、共編著、2011~12年、港の人
『ポスト三・一一の子どもと文化―いのち・伝承・レジリエンス』共編著、2015年、港の人ほか
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