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『言語と美術―平出隆と美術家たち』
言語と美術―平出隆と美術家たち
平出隆
DIC川村記念美術館
港の人
A5判変型/上製本/カバー装/本文208頁(うちカラー128頁)
3,000円(本体価格・税別)
  ISBN978-4-89629-355-5 C0071
 
詩人であり、本のあり方を問う独自の出版プロジェクトを手がける平出隆による、言語と美術のかかわりに焦点をあてたユニークな展覧会(DIC川村記念美術館、2018年10月6日─2019年1月14日)の図録
■図録のおもな内容
登場する作家たち:
モーリス・ブランショ、加納光於、中西夏之、若林奮、ジョゼフ・コーネル、瀧口修造、 ドナルド・エヴァンズ、河原温、岡崎和郎、河野道代、奈良原一高、エミリー・ディキンソン、ガストン・バシュラール、ジョゼ・コルティ、アルマンド
会場構成:青木淳
会場写真:今井智己
論考:平出隆、青木淳、澤直哉、三松幸雄
■展覧会概要
平出隆(1950~ 詩人、多摩美術大学教授)は、数々の詩集を世に問うとともに、国際的なベストセラーとなった小説『猫の客』で広く知られています。近年は執筆にとどまらず、本そのもののあり方を探究しながら、最小限の形態による出版物を手がけ、自身の著作にまつわる写真を使ってデザインし印刷するポストカードのプロジェクトも行っています。これらは世界的な美術家たちとの深い対話から生み出された実践といえます。
本展は、平出隆によって立てられたこれまでにない観点から、「言語」と「美術」が鋭く交差するところに生まれる「対話」の多様な形態に注目し、DIC川村記念美術館の収集作家を含む美術家たちについて、作品に関わる言葉や出版物などとともにあらたな光を当てることをめざすものです。言葉が通常のかたちから離れ、造形性を伴いながら拡散してゆく独自の概念「空中の本」を踏まえた会場構成は、建築家青木淳が担当します。(DIC川村記念美術館HPより)
■平出隆よりメッセージ
よく「美術家は言語を使わずに制作する」 と言われますが、それは少し単純にすぎる見方ではないでしょうか。卓越した美術家たちは、彼らの選びとる物質や観念の内部から、人類がまだ使わなかった言語を精妙に聴き出してくるからです。しかも、彼らひとりひとりから、それぞれに異なる無二の言語が発せられる。そのような言語を聴き取りたい。そのような言語は、私たちの思考よりさらに先を行き、私たちを豊饒な美と知の世界へと導いてくれるものですから。建築家の青木淳さんが、世界初という「透明梁」を設計して、この言語を展覧会会場の「空中」につかまえて見せてくれます。(DIC川村記念美術館HPより)
■編著者紹介
平出隆(ひらいで たかし)
詩人・作家・批評家。多摩美術大学図書館長、教授、芸術人類学研究所所員。おもな著書に『猫の客』(木山捷平文学賞)、『伊良子清白』(芸術選奨文部科学大臣賞 自装で造本装幀コンクール経済産業大臣賞)、『遊歩のグラフィスム』(岩波書店)」、『私のティーアガルテン行』(紀伊國屋書店)など。
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